PSGの来夏「ゼロ円移籍」補強計画が浮上 英&伊名門クラブの“実力者” 3人ターゲット
来夏でフリーのポグバ、ケシエ、ブロゾビッチ獲得の可能性を模索と海外指摘
フランスの強豪パリ・サンジェルマンは、今季終了時にフランス代表FWキリアン・ムバッペが契約満了により流出する可能性が高まっているが、同じ立場にある実力者の確保へ準備を進めているとイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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記事では「フランスからの情報」として、PSGの動向をレポートした。ムバッペに対してはスペインの強豪レアル・マドリードが今夏、残り1年の契約に対して1億8000万ユーロ(約234億円)ともされる巨額オファーを送ったものの、PSGが断りを入れて破談になった。しかしながら、ムバッペに契約延長の意思はなく今季終了後に「ゼロ円移籍」でレアルへ加入することが既定路線とされている。
一方で、欧州の強豪クラブには他にも同様に今季終了時に契約満了を迎える予定で、クラブとの契約延長に合意していない選手がいる。その中でもPSGは、ストライカーではなく中盤3人に対して獲得の可能性を模索しているという。
まずは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属のフランス代表MFポール・ポグバで、イタリアの名門ユベントスへの復帰説が過去には報じられているものの、契約延長に傾く可能性も指摘される。ただし、単純な年俸条件の競争になれば優位に立つ可能性も十分ある。
残り2人はイタリアからで、まずはACミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエだとされた。昨季の時点から年俸額に対する要求とミランの考えの違いで交渉が難航しているとされるが、今季リーグ戦の首位に立っているミランでも確かな実力を発揮している。ポグバと同様に強さとテクニックを兼ね備えるタイプだ。
一方で、強豪インテルのクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチにも興味を示しているという。昨季はアントニオ・コンテ氏に率いられてユベントスの連覇を9で止めたインテルにあって、レジスタとして大車輪の活躍を見せた。今季も中盤の中央に君臨しているが、インテル自体が親会社の中国家電大手、蘇寧グループの経営不振を受けて財政的な問題を抱えているだけに、PSGにはつけ入る隙もありそうだ。
ムバッペの穴を埋めるストライカーという意味では、今季にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが加入していることに加え、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーへの興味も報じられていたが、それを支える中盤では年明けに契約満了半年前になって迎える直接交渉解禁から、実力者の確保に動くことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)