ミラン本田の6戦連続先発出場は決定的!? インザーギ監督は「常にいい態度を貫いている」
「よく走り、得点し、チームのためにプレー」
ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が、4日のキエーボ戦に向けた記者会見に出席した。今季公式戦5試合で3得点2アシストと結果を出している日本代表MF本田圭佑ついて、ゴール、プロ意識に加え、運動量や自己犠牲を高く評価。今季6試合連続の先発出場は決定的となった。
報道陣からは「他の選手は先発が変わっても、本田は必要不可欠なようだが?」と質問が飛ぶ。すると、指揮官は、本田を高く評価してこう語った。
「本田は、常にいい態度を貫いていると言ってきた。調子もいい。データもそれを裏付けている。心強いよ。よく走るし、いい試合をしている。そして、3ゴール決めている。チームのためにプレーしている。だから(先発メンバーを)選択する時には、監督として、そうしたことを考慮する。コンディションもいい。チェゼーナ戦では試合終了2、30分前に本田を下げてエルシャラウィを投入し、ボナべントゥーラを右に入れようとした。違うポジションでもプレーできると思う。FWは7人いるから、4人はプレーさせなければならない。先発の選手と、途中出場の方がいい選手と、考えて起用する」
ゴールなどの結果や普段の練習に取り組む姿勢のみならず、運動量や守備面での自己犠牲というチームへの貢献度の高さも指摘している。
指揮官は開幕当初の4-3-3システムか、前節チェゼーナ戦で開幕時に導入した4-2-3-1システムか、どのアタッカーをどこで先発させるか、熟慮の構えを見せていた。だが、FW4人を起用できる4-2-3-1システムの継続の方針も示唆した。いずれにしても、指揮官は本田のアタッカー陣における順列の高さを明言した。
「本田はいいコンデイションだ。先発か試合終了30分前の出番になるかは、練習後に決める」
ここ3戦で1敗2分けと白星から遠ざかっているチーム状況から、人選についてはあえて明言を避けた。その指揮官だが、本田のリーグ戦6試合連続の先発は確定的なようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web