「試合を壊された」 ヴェネツィアDFの一発退場“疑惑判定”に監督激怒、英メディア驚き

USサレルニターナ1919戦で退場処分となったDFイーサン・アンパドゥ【写真:Getty Images】
USサレルニターナ1919戦で退場処分となったDFイーサン・アンパドゥ【写真:Getty Images】

ヴェネツィアDFアンパドゥが完璧なタックルでボールを奪取するも退場

 イタリアのヴェネツィアFCは現地時間26日に行われたセリエA第10節USサレルニターナ1919戦で1-2の惜敗を喫した。この試合の後半に一発退場となったヴェネツィアのウェールズ代表DFイーサン・アンパドゥのタックルの判定について海外メディアは「素晴らしいタックルをしたのに退場させられた」と注目している。

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 ヴェネツィアは同じく昇格組のサレルニターナをホームに迎えた。試合は前半から互いにチャンスを作る展開が続くと、前半14分にはクロスに合わせたヴェネツィアのイタリア人FWマティア・アラムが先制ゴールを奪い、前半をリードしたまま折り返す。

 後半に入っても一進一退の攻防が続くなか、同14分に相手の元フランス代表FWフランク・リベリーのアシストからFWフェデリコ・ボナゾリに決められ、同点に追いつかれる。勝ち越しを狙いボールを支配しながら攻めるヴェネツィアに、ここでアクシデントが発生する。

 同22分、後半から投入されたアンパドゥはDFピエトロ・チェッカローニのパスを受けるが、敵が来ているの気付かずにボールを流し、奪われそうになるがスライディングをして難を逃れた。主審は一度ノーファールで流したかのように見えたが、少し遅れて笛を吹きファール判定。そして、アンパドゥには決定機を阻止したとしてレッドカードが提示され退場となった。

 この判定について英メディア「Planet Football」は「アンパドゥはイーブンのボールを素晴らしいタックルで奪取したかのように見えたが、審判から退場させられた」と取り上げ、ヴェネツィアパオロ・ザネッティ監督は「審判は最悪の男だったため、試合を台無しにした。アンパドゥは1枚目のイエローカードを受けた場面でもファールではなく、ばかげていた。退場により重要な試合を壊された」と試合後のインタビューで主審を猛烈に批判した。

 試合はその後、1人少なくなったヴェネツィアは防戦一方となり、後半アディショナルタイムにゴールを奪われ、逆転負けを喫した。

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