ファルカオ、“バルサキラー”ぶり発揮 直近4戦連続ゴール…「クーマンの仕事を奪う」
第10節のバルサ戦で決勝ゴール、クーマン監督の解任へと導く
バルセロナのロナルド・クーマン監督が現地時間27日のリーガ・エスパニョーラ第10節でラージョ・バジェカーノ戦(0-1)の敗戦を受けて解任された。オランダ人指揮官に引導を渡したのは今夏にスペイン復帰を果たした“エル・ティグレ(虎)”ことFWラダメル・ファルカオの会心の一撃だった。
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ファルカオは2011-12、12-13シーズンにアトレティコ・マドリードに在籍。2年間で70得点とゴールを量産し、11-12シーズンはUEFAヨーロッパリーグ制覇にも貢献した。その後はモナコへ移籍し、さらにマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどプレミアリーグクラブでもプレー。トルコのガラタサライを経て、今夏リーガに復帰した。
35歳とすでに大ベテランの域に入ったファルカオだが、開幕から好調を維持。第2節ヘタフェ戦(3-0)で復帰後初得点を奪うと、そこから3試合連続ゴールと大暴れしている。
そして迎えたバルセロナと大一番でもその類まれなる決定力を見せつけた。ハイプレスで名手MFセルヒオ・ブスケッツからボールを奪ったMFオスカル・トレホのスルーパスに抜け出すと、切り返しでDFジェラール・ピケを翻弄。最後は左足のシュートをゴール左隅に流し込むテクニカルな一撃で決勝点を挙げた。
リーガ・エスパニョーラの公式ツイッター日本語版によると、これでファルカオは対バルサ戦4試合連続ゴール。最後にゴールを決めたのが2013年5月とおよそ8年半の空白期間があったものの、“バルサキラー”ぶりは健在だったようだ。
ラージョに0-1で敗れたバルセロナは、試合後にクーマン監督の解任を発表。ファルカオのゴールがオランダ人指揮官に引導を渡す格好となったこと受け、コロンビアのラジオ局「W Radio」は「ファルカオがクーマンの仕事を奪った」との見出しを打って報じた。“エル・ティグレ”のゴラッソはバルサファンにとっては忘れられない得点となったはずだ。