EURO2戦未勝利のスウェーデン 不発のイブラ「初戦よりマシだったが…」

終盤に失点しイタリアに0-1惜敗

 欧州選手権(EURO)第2戦でイタリア代表を相手に試合終了間際のゴールで0-1の敗戦を喫したスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、2戦未勝利のスタートにも試合後のインタビューに応じている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

「イタリアのようなチームと試合をする時は、最後まで集中を保たなければいけないんだ」

 カリスマFWは短い言葉で、このゲームの敗因を総括した。互いに決定機がほとんどない試合展開で、スコアレスドローが濃厚と思われた後半43分、スウェーデン守備陣はイタリアのスローインから一瞬のスキを生んでしまい、相手FWエデルの突破から決勝ゴールを許した。それを、集中力の欠如であると指摘している。

 ビッグクラブを渡り歩いてきたイブラヒモビッチがスウェーデン代表としてプレーする時には、常に周囲の選手とのクオリティー差が議論の対象になる。現所属のパリ・サンジェルマンではウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニなど実力者が周囲に存在する。しかし、代表チームでは“ワンマンチーム”と認識され、相手からの徹底マークを受けることになる。前線で待つだけでは攻撃が機能せず、組み立てに参加するために中盤に下がることも求められる。

 それでも、「誰がオレを満足させるプレーをしたかだって? オレはこのチームの全員が好ましいと思っているんだよ」と、チームメートへの信頼を語った。そして、セットプレーのマーカーになった相手DFジョルジョ・キエッリーニとのバトルについては、一風変わった表現で称えている。

 

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