サウジ資本ニューカッスル、名将の引き抜き画策 2大監督に次ぐ9億円超の高年俸を提示

アヤックスのエリック・テン・ハフ監督【写真:Getty Images】
アヤックスのエリック・テン・ハフ監督【写真:Getty Images】

名門アヤックスのエリック・テン・ハフ監督に白羽の矢

 イングランド・プレミアリーグのニューカッスルは、サウジアラビア資本を得て注目を集めているが、オランダの名門アヤックスから名将エリック・テン・ハフ監督の引き抜きを画策していると英紙「デイリー・メール」が報じている。

 今月7日、サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」の主導で、PCPキャピタルパートナーズとRBスポーツアンドメディアからなるグループが買収を発表したニューカッスル。スティーヴ・ブルース監督の去就が話題となり、結論は解任ということになった。

 すでに監督探しが2週目に入ったニューカッスルだが、名門アヤックスのテン・ハフ監督に対しての引き抜きを画策しているという。条件面では、税引き後の年俸600万ポンド(約9億4200万円)を提示し、プレミアリーグではマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督とリバプールのユルゲン・クロップ監督に次ぐ高額年俸だという。

 一方でテン・ハフ監督は現時点でアヤックスを離れることに難色を示しているようだ。他の候補には元ローマ監督のパウロ・フォンセカ氏、元チェルシー監督のフランク・ランパード氏、元ドルトムント監督のルシアン・ファブレ氏の名前が挙がるものの、オーナーサイドの第一希望はテン・ハフ監督だとされる。

 11月のインターナショナル・マッチウィークが一つの目処になると見られるニューカッスルの監督探し。サウジアラビア資本により選手獲得への予算なども潤沢になり、新たなメガクラブ誕生の気配を見せている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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