レアル監督、バルササポーターの“クーマン襲撃”を非難 「無礼は許されない」「クラブに問題」
アンチェロッティ監督はクラシコで敗れて車を襲撃されたクーマン監督を擁護
スペイン1部レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、現地時間27日のリーガ・エスパニョーラ第11節オサスナ戦の前日会見において、ライバルであるバルセロナのロナルド・クーマン監督がサポーターの襲撃を受けた件に言及。「ある人が軽視されるということは、そのクラブに問題がある」と話した。
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レアルとバルセロナは24日のリーグ戦で伝統の「クラシコ」で激突。アンチェロッティ監督の率いるレアルが2-1でバルセロナに勝利して、クラシコ4連勝を飾った。すると、かねてからの成績とサッカーの内容に不満を持つバルセロナのサポーターが、スタジアムを出ようとするクーマン監督の車を取り囲んで動けないようにしてる様子が、SNS上の動画などで拡散されていた。
アンチェロッティ監督はこの件について会見で言及。スペイン紙「AS」などがその様子をレポートした。
「迷惑なことだし、絶対にあってはならないことだ。無礼は許されない。これはサッカーの問題ではなく、社会的な問題であるというクーマンの言葉は正しい。監督ではなく、人に対する敬意の欠如だ。そして、ある人が軽視されるということは、そのクラブに問題があるということだ」
アンチェロッティ監督もキャリアの中でイタリア、イングランド、スペイン、ドイツ、フランスのトップクラブで監督を歴任しているだけに、大きなプレッシャーを受ける立場を経験してきている。しかし、それを実際の行動に移してしまうことの問題と、クラブが監督を守れていないという指摘も行っている。
バルセロナはこうした行動について非難する声明は発しているものの、ピッチ上のサッカーだけでなく、セキュリティーの面などクラブの運営やマネージメントも含めて問題点が浮き彫りになってしまったと言えそうだ。