伝説の「日本キラー」は今? 多彩な第二の人生「現役時代よりも充実」 異名は「名誉」

日本代表選手も活躍するベルギーリーグでプロジェクト進行中「成果を出したい」

 スター選手が引退後のキャリア形成に苦しむ中、マルチな才能を発揮する同氏の最大のテーマは日本代表選手も活躍するベルギーリーグにあるという。

「個人的に大きなプロジェクトはベルギーのクラブ、KASオイペンです。8月から取締役に就任しました。これまで積み上げてきたものを生かすことが求められています。目標は世界レベルのタレント育成とタイトル。チームやスタッフと密に連携し、リーグでしっかりとした成果を出したい」

 1945年創立のクラブにはカタール資本が投下され、ケーヒル氏は8月から経営陣に加わった。23日にはFW三苫薫の所属するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに2-3で敗れたが、リーグ4位につけている。

 UEFAの指導者ライセンスも取得したケーヒル氏。カタールのサッカー文化とレベルアップに向上に尽力しているが、今後の目標は監督ではないという。

「単に監督になるということではないんですね。クラブのトップエグゼクティブとしてチームを強くする。協会と連携し、海外クラブとも連携する。すごくエキサイティングですよね。現在のカタール協会との取り組みのように、国外から今後助力を求められることもあるかもしれません。責任とやりがいのある仕事なんです」

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