フットサル日本代表監督が退任会見 5年指揮、21年W杯で過去最高タイ16強進出
次期指揮官は日本人監督の就任が有力視
次のフットサルW杯は3年後。ブルーノ監督体制のまま、継続する道もあったが、北澤フットサル委員長は、「W杯の結果も考慮して」続投の選択肢は取らなかった。それでも、ブルーノ監督は「列強と肩を並べる戦いができることになったことを誇らしく感じます。その次のステップは、そこと肩を並べて上回っていく、実りを刈り取るところに向かうと思いますが、それは次の監督の仕事だと思っています。そこまでチームを引き上げることができた誇らしさを強く感じています」と、語っている。
この会見内で、次期代表監督の具体的な名前は出なかったが、ブルーノ監督も、「やがて日本代表を日本人が指揮をする。そういう段階に持っていくためのレベルアップを、(セルジオ・サッポ氏、ミゲル・ロドリゴ氏ら)前任者のみなさんと一緒にやってきたと捉えています」と発言しており、日本人監督の就任が有力視されている。「新しい代表監督には、大きな幸運を祈っています。その方に幸運が訪れれば、確実に日本代表チームの幸運にもつながりますので、後任の方にも大きな幸運を祈っております」とコメントした。
W杯で日本が見せた戦いぶりによって指揮官も評価を高めており、すでにブルーノ監督のもとには、複数のオファーが届いているという。「冷静に考えて、判断、決断をしたい」というブルーノ監督が、再び日本の前に立ちはだかる日が来るかもしれない。
(河合 拓 / Taku Kawai)
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