「監督の選択を複雑にした」 初先発でPK奪取の三笘薫、ベルギー紙が起用法に注目

ユニオン初先発したMF三笘薫【写真:Getty Images】
ユニオン初先発したMF三笘薫【写真:Getty Images】

オイペン戦で先制PKを奪取し、3-2の勝利に貢献

 ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズのMF三笘薫は、現地時間23日のリーグ第12節オイペン戦で初先発を果たし、先制PKを奪取するなど3-2の勝利に貢献した。現地紙は三笘の今後の起用法に注目している。

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 前節のスラン戦(4-2)でリーグ戦初ゴールを含むハットトリックを達成した三笘は、左サイドで今季初先発。前半6分、カウンターから三笘が得意のドリブルでカットインすると、ペナルティーエリアで倒され、PKを獲得する。これをドイツ人FWデニズ・ウンダフが決め、ユニオンSGが先制した。

 前半29分に追加点を奪ってリードを広げたが、後半30分、32分に立て続けに失点。同点に追いつかれたなか、後半34分に左サイドでボールを持った三笘が、前線に走り込んだ味方にスルーパス。ベルギー人FWダンテ・バンゼイルのクロスから最後はFWキャスパー・ニールセンが流し込み、ユニオンSGが勝ち越して勝利した。

 リーグ戦初先発で後半44分までプレーした三笘。データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、この日はPK奪取のほか、ボールタッチ49回、パス成功率73%(30本中23本成功)、ドリブル成功7回中1回、地上戦デュエル14回中5回勝利、空中戦1回中1回勝利だった。

 ベルギー紙「DH/Les Sports」は、「三笘薫はスラン戦で真のヒーローだった。信じられない逆転勝利を呼んだ3ゴールで、ベルギーリーグに名を残した。同時にオイペン戦にあたっては監督の選択を複雑にした」と触れ、フェリックス・マッズ監督のコメントを紹介している。

「世界中が薫の成し遂げたこと(ハットトリック)を目の当たりにした。彼がスタートから出る試合はある。しかし、切り札として起用することもある。彼は相手が疲れ始めた時に試合の流れを変える資質を持っている選手だ」

 マッズ監督は、ドリブルを含めた三笘のスタイルが途中出場で威力を発揮することにも言及しており、今後の起用法に注目が集まる。

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