名手ロナウジーニョ、“パーティーしすぎ”の指摘質問を一蹴 「完全に幸せだと感じている」

パリ・サンジェルマンやバルセロナで活躍したFWロナウジーニョ氏【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマンやバルセロナで活躍したFWロナウジーニョ氏【写真:Getty Images】

メッシのPSG入りには「嬉しいサプライズ」と、後輩の古巣移籍を喜ぶ

 ブラジルはこれまでの歴史で数々の才能を生み出してきた。そのうちの1人が、パリ・サンジェルマン(PSG)やバルセロナで活躍したFWロナウジーニョ氏だ。ピッチ内で圧倒的なプレーを見せた一方で、ピッチ外での奔放さも知られた元ブラジル代表10番は、自身のキャリアに悔いがないと語っている。スペイン紙「AS」が伝えた。

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 ブラジル代表の一員として、2002年に開催された日韓ワールドカップ(W杯)を優勝したロナウジーニョ氏は、バルセロナでも2005-06シーズンにUEFAチャンピオンズリーグを制覇。2005年にはバロンドールを受賞するなど、数々のタイトルを獲得してきた。

 バルセロナ時代に最も輝きを放ったなか、2008年にクラブを離れるきっかけにもなったとされるのが、彼の奔放なプライベートだ。夜遊びが大好きだったロナウジーニョ氏の存在は、当時、若手だったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現PSG)にも悪い影響が出るのではないかという危惧がバルセロナ内にあったと言われている。

 そうしたことから、夜遊びが少なければ、史上最高の選手になっていたのではないかとも言われるロナウジーニョだが、本人は、その考えに否定的なようだ。フランス紙「ル・パリジャン」のインタビューで、「もっとパーティーをしていなければ、より偉大なキャリアを築けたのではないか」と指摘されたロナウジーニョ氏は反論している。

「そんなことないよ。僕は自分自身に起こった、すべてのことを完全に幸せだと感じているよ。神様は、僕に多くのことを与えてくれた。数多くのとても幸せなことを経験できるだけの幸運があった。だから、僕は何も変えたいと思わないよ」

 そう語るロナウジーニョ氏は、多くの人がメッシがバルサを離れたことを残念に思うなかで、バルサの後輩の姿がPSGにあることを喜んでいるという。

「僕がバルセロナに着いた時(2003年)、素晴らしい若手がいる話題になった。それから僕らは一緒に練習もしたし、彼の才能を目の当たりにした。すべての試合、すべての練習で、彼は違いを見せていた。そんな彼を見られたのは光栄だったね。彼は僕にとって本当の友人になった。僕がヨーロッパでのキャリアをスタートさせたクラブで彼を見ることができるのは、とても嬉しいよ。そんなことが起こるとは考えていなかったからね。彼もバルサでキャリアを終えると思っていただろう。僕にとってもサプライズだった。でも、僕はPSGが好きだからね。嬉しいサプライズだよ。バルセロナ以外のユニフォームを着る彼を見るとは思っていなかったからね」

 かつてバルサで共闘し、10番を背負って一時代を築いた2人。その2ショットは、世界中で話題になったが、ロナウジーニョ氏は今もメッシに対するリスペクトの気持ちを強く持っているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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