ベルギーに1.5倍のシュートを許すも枠内率は33.3% 快勝劇で光った“堅守”イタリアの伝統
前回大会で準優勝のイタリアが、急成長中のベルギーに2-0と快勝
欧州選手権(EURO)開幕直前に発表された最新のFIFAランキングは、ベルギーの2位に対してイタリアは12位。近年、育成プログラムに国として取り組み、その成功の証として多くの若手が成長しFIFAランキングも急上昇させたベルギーだが、EUROの舞台に立つのは、オランダとの史上初の共同開催となった2000年大会以来となる。一方、9回目のEURO出場となるイタリアは1968年大会で優勝、過去4大会では2000年と2012年の2大会で決勝まで勝ち進み、それぞれフランス、スペインに敗れて準優勝となっている。EUROにおける過去の戦績ではイタリアに分があるが、近年の若手の成長を元にした強化においてはベルギーに分がある、そんな2チームの対戦となった。
試合は前半32分ジャッケリーニ、後半アディショナルタイムにペッレが追加点を決め、イタリアが2-0と快勝を収めた。それぞれのチームの戦いぶりを、データから振り返ってみたい。
先発フォーメーションは、ベルギーの4-2-3-1に対してイタリアは3-5-2だった。
【ベルギー代表】
GK
1 ティボー・クルトワ
DF
23 ローラン・シマン
2 トビー・アルデルワイレルド
3 トーマス・ヴェルメーレン
5 ヤン・フェルトンゲン
MF
4 ラジャ・ナインゴラン
6 アクセル・ヴィツェル
7 ケビン・デ・ブライネ
8 マルアン・フェライニ
10 エデン・アザール
FW
9 ロメル・ルカク
【イタリア代表】
GK
1 ジャンルイジ・ブッフォン
DF
15 アンドレア・バルザーリ
19 レオナルド・ボヌッチ
3 ジョルジョ・キエッリーニ
MF
18 マルコ・パローロ
16 ダニエレ・デロッシ
23 エマヌエレ・ジャッケリーニ
6 アントニオ・カンドレーバ
4 マッテオ・ダルミアン
FW
9 グラツィアーノ・ペッレ
17 エデル