アーセナルの245億円補強、当初疑問視も新戦力が大当たり 最下位からチームの浮力に
タヴァレスも徐々に実力発揮、“仲良し”の冨安とサイドチェンジのパス交換
新戦力の中で最も出番が少なかったのは左サイドバックのタヴァレスだったが、この21歳も徐々に実力を示し始めている。
同ポジションには中心選手のDFキーラン・ティアニーがいるため第8節までの出場機会は全て途中出場の4試合のみで、プレー時間も計45分程度だったが、ティアニーが欠場した第9節のアストン・ビラ戦で先発フル出場。持ち前の攻撃力を存分に発揮するなど今後に期待を抱かせる内容だった。左利きだが右足でも正確なキックを蹴れる点も魅力の一つで、反対サイドにいる“仲良し”の冨安とサイドチェンジのパス交換を行う場面もあった。
チームは開幕3連敗が響いて今も暫定9位(22日時点)と中位に甘んじている状況だが、一時は最下位まで沈んだチームの浮力となったのが新戦力の台頭だったことは間違いない。まだ10試合も消化していない段階で評価を下すのは時期尚早だが、少なくとも“C判定”となるようなハズレ補強でなかったことだけはすでに証明されているはずだ。