アーセナルの245億円補強、当初疑問視も新戦力が大当たり 最下位からチームの浮力に

アーセナルの補強査定、まさかの「C」判定 ニューフェイスたちが過小評価を覆す

 衛星放送「ユーロスポーツ」が行った今夏の補強査定で、アーセナルにつけられたのはまさかの「C」判定だった。無論「A」が最高評価なのだが、アーセナルはウォルバーハンプトン、ノリッジ、ニューカッスルと並ぶリーグワースト2番目の低評価(最低評価は「Cマイナス」のエバートン。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが最高の「A」)。新戦力への期待は希薄なものだった。

 しかし、アーセナルにやってきたニューフェイスたちは、そうした過小評価をことごとく覆し始めている。

 昨季後半戦にローンで加入していたウーデゴールは引き続き攻撃の軸として早々にスタメンの座を確保。センターバックのホワイトもここまで9試合中7試合でスタメン出場を続け、DFガブリエウ・マガリャンイスの相棒の座を確保した。

 開幕3連敗という結果でドイツ代表GKベルント・レノへの信頼が揺らいだこともあり、バックアッパーのGKラムズデールは第4節のノリッジ戦から正GKの座に昇格。安定感抜群のプレーを続けており、新戦力の中でも特に評価を高めた1人だ。同じくノリッジ戦では冨安がプレミアリーグデビューを飾り、以降6試合連続スタメン出場中。この6試合でアーセナルは4勝2分と無敗街道を突き進んでいる。

 センターハーフのロコンガも怪我人の多い中盤で重宝されている。MFトーマス・パーティーが不在だった開幕直後はMFグラニト・ジャカとのコンビでスタメン出場。ジャカの離脱後は復帰したトーマスとのコンビで中盤に安定感をもたらしている。出番がなかったのは第3節のマンチェスター・シティ戦のみだ。

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