「前田大然って誰だ?」 元指揮官在籍のセルティック行きの可能性に現地紙注目

横浜FMの日本代表FW前田大然【写真:小林 靖】
横浜FMの日本代表FW前田大然【写真:小林 靖】

かつて横浜FMで指揮を執ったポステコグルー監督がいるスコットランドメディアが注目

 J1横浜F・マリノスの日本代表FW前田大然が、スコットランド1部セルティックへの移籍の噂が英メディアで報じられた。スコットランド紙「デイリー・レコード」は、「ダイゼン・マエダって誰だ?」と名門クラブのターゲットとして浮上した韋駄天ストライカーを特集している。

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 今夏の東京五輪にも出場した前田。現地時間22日付けの英紙「タイムズ」でセルティックが獲得に関心を持っていると報じられた。セルティックでは横浜FM前監督のアンジェ・ポステコグルー監督が指揮を執っており、同監督が前田の獲得に自信を見せているというのだ。また、セルティックでは今季から日本代表FW古橋亨梧も活躍している。

 スコットランドのタブロイド紙である「デイリー・レコード」は、「セルティックが目をつけているダイゼン・マエダって誰だ?」と24歳のストライカーについて特集を組んだ。ポステコグルー監督の元教え子について、記事では「この1年で突如としてJリーグシーンに現れた24歳の多才なFW」として紹介。2016年に松本山雅FCでプロデビューし、水戸ホーリーホックやポルトガルのマティリモを渡り歩いて横浜FMに加入したこと、日本代表としても2試合に出場していることなどこれまでのキャリアについて振り返っている。

 前田と言えば抜群のスピードだけでなく、試合中に何度もスプリントを繰り返せるスタミナも併せ持つことで知られる。選手としての特長については、記事で次のように記されている。

「身長5フィート8インチ(173センチ)のマエダはキョーゴと似た体格で爆発的なスピードを持っており、あの活発な同胞(古橋)でさえも遅れをとるかもしれない。マリノスでは主にストライカーから位置で起用されているが、左サイドだけでなくメインフォワードとしてもプレーできる。彼はディフェンダーに向かってプレスを掛けるのを厭わないことは明らかだ。それは彼の電撃的なスピードを考えればさほど不思議なことではないだろう。前田は右利きだが、両足でドリブルやシュートを放つことができる。試合のハイライトを見ても、どちらの足が利き足なのかはすぐに分からないほどだ。ディフェンダーと1対1になった時、両足を使うことに抵抗がないため、彼のプレーには予測不可能な要素が含まれている」

 なお、ポステコグルー監督のセルティックは4-2-3-1システムを基本としており、もし前田が加入すれば場合は古橋の代わりとなるセンターフォワード、あるいはサイドアタッカーとしての起用になるのではと予想されている。

 現在18得点でJ1の得点ランキングトップを走る前田。注目を集める韋駄天ストライカーは、古橋に続いてスコットランドの名門でプレーすることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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