「我々の2軍よりも…」 モウリーニョ、キャリア初6失点敗北の歴史的屈辱に嘆き

モウリーニョがキャリア初の6失点大敗【写真:Getty Images】
モウリーニョがキャリア初の6失点大敗【写真:Getty Images】

モウリーニョ監督率いるローマ、ECLでノルウェーのFKボデ/グリムトに1-6大敗

 ジョゼ・モウリーニョ監督率いるASローマは現地時間21日のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)でノルウェーのFKボデ/グリムトに1-6と大敗を喫した。キャリア初の6失点敗北という屈辱を味わったジョゼ・モウリーニョ監督は試合後の会見で“2軍”チームを送り出さなければならないチーム状況を嘆いた。イタリアのサッカー情報サイト「フットボール・イタリア」が指揮官のコメントを伝えている。

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 リーグ戦から中3日での開催となった欧州カップ戦。モウリーニョ監督は前節ユベントス戦(0-1)からスタメン9人を変更。キャプテンのMFロレンツォ・ペッレグリーニなど主力選手を休ませ、10代から20代前半の若手選手を大量に起用し、指揮官自ら“2軍”と称するチームで試合に臨んだ。チームは機能性を欠き、1-6と大敗を喫する結果となった。

 モウリーニョ監督は今のローマにはレギュラークラスの実力を持つ選手が13人しかおらず、その他の選手は適切なレベルに達していないとチームの選手層に対する不満をこぼしている。

「1-3となったところで、我々は完全に冷静さを失っていた。彼らがボールを持つたびに失点しているようだった。その理由は明白で、相手の方が強かったからだ。私の責任でもある。この試合はより質の高いチームが勝った」

 モウリーニョ監督は「もし1軍のチームでプレーしていたら、誰かが怪我をして、(セリエAの次節)ナポリ戦で4、5点取られていたかもしれない」とメンバーの大幅な変更は苦肉の策だったことを強調。「今日相手が起用した11人は我々の2軍よりも質が高かった。私は毎試合同じメンバーでプレーし続け、疲労の限界までプレーさせなければならない」と嘆いている。

 対戦相手のFKボデ/グリムトを過小評価していたのでは、と記者から指摘を受けたモウリーニョ監督は「それはノーだ。私は自分たちの選手の能力を過大評価していた。ボデ/グリムトがこのグループで最も強い相手だということは分かっていたので、私はもっと違うプレーを期待していた」と反論し、自分のチームに厳しい評価を与えた。さらに「(2得点を決めたFWオラ・)ソルバッケンがMotoGPのバイクに乗り、我々のDFは自転車に乗っているようだった」と選手のクオリティーの差についても語った。

 なお、モウリーニョ監督は監督キャリア1008試合目にして初めて6失点で敗れた。今季からローマを指揮するポルトガル人指揮官にとって歴史的な黒星となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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