「将軍」「小さな巨人」に並んだ! 2試合連続FKゴラッソのベイルはEURO史上3人目の偉業だった
スロバキア、イングランド戦で圧巻の美技連発
欧州選手権(EURO)での「英国対決」で衝撃的なスーパーFKを決めたウェールズ代表のFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)だが、2試合連続での直接FK弾は1960年創設の15回目を迎える同大会の歴史で見ても史上3人目の偉業となった。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
ダービーマッチは序盤からイングランド優勢の展開だったが、前半42分にベイルが魅せた。自らのファウルで得た直接FKのチャンスはゴールから約30メートルの距離があったが、絶対的エースの背番号11は左足を一閃。強烈なシュートはGKジョー・ハートの手元で急激に落ちる。このボールにハートは左手を伸ばしたが、弾き切れずゴールネットを揺らした。ベイルの衝撃的なFK弾でウェールズが先制を果たした。
ベイルは初戦スロバキア戦でも前半10分に、ゴール正面やや右の位置で得たFKを得意の左足で強烈な変化をかけて叩き込んでおり、2試合連続での直接FK弾となった。レアルではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがいるためキッカーを務める機会が少ないベイルだが、キッカーとしての名声を一気に高めた。
同紙によると、1大会におけるFKでの2得点はEURO史上3人目の達成となった。先人のふたりはサッカー史に残るFKアーティストだという。
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