田中碧、“日本最高の若手”と対戦国メディアが警戒 「日本代表の先発から外す理由ない」
「いくつもの選択肢を持っている」と田中のプレーぶりを高く評価
森保一監督が率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でここまで2勝2敗の戦績で、グループBの4位となっている。現在の順位ではプレーオフにも進めないだけに、11月11日に敵地で行われるベトナム戦で勝利が求められる。対するベトナムは4連敗でグループ最下位に沈んでいるが、ベトナム・メディア「Bao Nghe An」は、オーストラリア戦で代表初ゴールを決めたMF田中碧(デュッセルドルフ)の特集を組み、警戒心を高めている。
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W杯最終予選3試合で2敗と難しい最終予選のスタートを切った日本だったが、第4節でオーストラリアに勝利したことで星を五分に戻した。その試合で先発に抜擢され、代表初ゴールを挙げるなど2-1の勝利に貢献した田中は、ベトナムのメディアに「新たな原石」と紹介された。
記事では、1998年生まれの田中のキャリアを紹介。川崎フロンターレで4シーズンにわたってプレーし、2019年のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞したこと、東京五輪に出場し、そこでの活躍が認められて現在はドイツ2部のデュッセルドルフにレンタル移籍していることが伝えられた。
そして、オーストラリア戦での活躍について触れ「田中碧はとてもシンプルなプレーを見せるが、恐ろしく効果的だ。相手のDFが対応しなければ、ファーストタッチの直後からいくつもの選択肢を持っている」と、そのプレーを警戒した。
また「この試合で23歳は先発にふさわしいことを示した。66本のパスを出し、そのうちの44本中40本が相手選手を越えた。2本のシュートのうち、1本を決め、2本のインターセプトを行い、ロングパスは4本中4本が成功している」と、試合のデータを基に田中が効果的だったとしている。
ベトナムでは、田中の1歳上のMFグエン・クアン・ハイが注目の若手であり、「森保一監督は、素晴らしい最終予選デビューを飾った田中を、日本代表のベトナム戦先発から外す理由はないだろう。私たちはクアン・ハイと田中碧という両国の最高の若手2人の対戦を見る機会を得られるはずだ」と、若き才能の激突に期待を寄せている。
ここからの数試合はW杯出場を目指す日本代表にとっても、代表での居場所を見出したい田中にとっても重要になる。アジアにもその名が知られ始めた田中が、どのようなパフォーマンスを見せるか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)