セルティック古橋の「”現金化”を検討すべきか?」 今冬の売却”有無”へ海外見解
今冬のステップアップ移籍が囁かれる状況に現地識者が持論展開
セルティックの日本代表FW古橋亨梧は、19日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループG第3節のフェレンツヴォロス戦(2-0)で先制ゴールを決め、加入後の公式戦13試合で9ゴールを奪う活躍を見せている。名門クラブでの躍進を受け今冬のステップアップ移籍も囁かれるなか、英メディアは慰留へ全力を注ぐべきとの見解を示している。
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古橋は今夏、ヴィッセル神戸からスコットランドの名門セルティックに移籍し、加入早々からゴールを量産。先月の代表戦で負った怪我のため、先月に一時戦列を離れたものの、復帰後も快調ぶりを示している。ELフェレンツヴォロス戦では、後半12分にMFジョタからのパスを鮮やかなタッチのトラップで収め貴重な先制点を奪取。アンジェ・ポステコグルー監督からは「ワールドクラス」と称えられるほどの出来だった。
セルティック加入後、公式戦13試合で9ゴールと活躍を続ける古橋には今冬のステップアップ移籍も囁かれ、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では今月初め、プレミアリーグのサウサンプトンが獲得に興味を示し始めたと報道。スコットランド国内はもちろん、欧州の舞台でも結果を残していることで、評価は右肩上がりに上昇しているのが窺える。
そんななか、英メディア「GIVE ME SPORT」は「セルティックは古橋の現金化を検討すべきか?」と題した記事を展開。この中で海外ジャーナリストのスチュアート・ホッジ氏は、「将来有望であり、もしセルティックが1月に古橋を売りたいと思えば、それなりの金額を手に入れることができるだろう」とした上で「しかし、セルティックが古橋の売却を検討するには、まだ早すぎる」との見解を示している。
ホッジ氏はリーグ王者奪還を目標とするセルティックが、前線の主力へ成長した古橋を中心としたチーム作りを目指すべきだと主張。「古橋が今の調子を維持すれば、今後2、3シーズンでさらに良くなるだろうし、そうなればセルティックは古橋を大金で売却できる」と利点があることを踏まえ、「今は引き留めるために全力を尽くすべきだろう」と持論を述べている。
さらに「もし古橋を売ってしまったら、サポーターたちの抗議行動に発展するとは言わないが、今のセルティックの野心のなさを最も如実に示すこととなるだろう」とも指摘し、前線に欠かせない戦力であることを強調していた。