バルセロナ、“新10番”ファティと長期契約…“1300億円超”の破格解除金を設定
2027年6月末までの新契約を締結
バルセロナは、今シーズンからアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの跡を継ぎ、背番号10を背負うスペイン代表FWアンス・ファティとの契約延長交渉を続けていたなか、現地時間20日に新契約締結を発表した。2027年6月30日までの長期契約で、契約解除金10億ユーロ(約1333億円)の条項が盛り込まれた。
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昨シーズンは負傷により、長期離脱を強いられていたファティだが、リーガ・エスパニョーラ第7節レバンテ戦(3-0)で戦列に復帰すると今季初得点をマーク。さらに復帰後、初先発となった第9節バレンシア戦(3-1)でもゴールを記録。リーグ戦3試合で出場時間は計94分だが、そのなかで2ゴールを挙げて、才能の片鱗を見せている。
これまでの契約でも、バルサはファティに対して2年間の延長オプションを保有していた。しかし、アマチュア時代に結んだ条件のままその権利を行使することで、敏腕代理人のジョルジュ・メンデス氏が付くファティとの関係悪化を避けるため、新たな条件を提示したという。
移籍のスペシャリストである記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、自身の公式ツイッター上で「アンス・ファティは近々、バルセロナと新たな長期契約を結ぶ見込みだ。そのなかにはペドリと同様に10億ユーロの契約解除条項が入ると、フェラン・コレアス記者(スペイン紙「スポルト」)が報じている。残るは書類へのサイン、そして正式発表のみであり、時間の問題だ」と綴っていたなか、20日にバルセロナはファティと27年6月30日までの長期契約に合意したことを発表した。
なお、クラブの正式リリースによると契約解除金は10億ユーロになるといい、先日26年6月30日までの契約延長に合意したスペイン代表MFペドリと同額の破格値となった。果たして、契約解除金に見合う活躍を見せられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)