アーセナル冨安に「満足している」 アルテタ監督が擁護、ボール逸シーン散見も評価
先制点の起点となる働きも、安易なボールロストも散見
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間18日のプレミアリーグ第8節クリスタル・パレス戦(2-2)で5試合連続となるスタメン出場を果たし、先制点の起点となる働きを披露した一方で、安易なボールロストも散見された。それでもミケル・アルテタ監督は、冨安のパフォーマンスについて「とても満足している」と語っている。
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冨安はプレミアリーグ第4節ノリッジ戦でのプレミアデビューから5試合連続スタメンを果たし、右サイドバックとしてフル出場。前半8分には、敵陣右サイドでコートジボワール代表MFニコラ・ペペとのワンツーパスでチャンスを作り出した流れから先制点を呼ぶ働きを示した。
一方で、後半に入ると相手の反撃を受けた影響もあり、不安定なプレーが散見。ミッドウィークに代表戦をこなした影響からか、後半26分には自陣深くでボールを奪われ相手MFコナー・ギャラガーにシュートまで持ち込まれるなど、安易なボール逸シーン見られた。
英データサイト「Whoscored.com」によると、冨安はボールタッチ95回、タックル数8回、タックル成功6回でいずれもチームトップを記録。その一方、パス成功率は79%(63本中50本成功)、得意の空中戦も勝率14%(7本中1本)にとどまり、英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の選手採点では、チームで2番目に低い5点(他6人)という評価を下されている。
前節のブライトン戦(0-0)に続き、デビュー当初のような安定感際立つプレーが影を潜めた冨安。それでも、指揮官はこの日のパフォーマンスを悪くは見ていないようだ。
英紙「メトロ」はアルテタ監督のコメントを紹介し、クリスタル・パレス戦のプレーについて「私が見たのはこれまでと同じように、一つひとつのデュエル、ボールに正しいやり方で挑んでいる、同じ選手の姿だ。試合中、彼は良い時も悪い時もあったが、私は彼にとても満足している」と語っている。
チームは1-2で迎えた試合終了間際に途中出場のフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットが劇的な同点ゴールを決め、冨安デビュー後は負けなし(3勝2分)。疲労が懸念されるなか、次節のアストン・ビラ戦でのパフォーマンスに注目が集まる。