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交代策が的中! イングランドがウェールズとの”英国対決”を逆転で制し16強に前進
ヴァーディ同点弾、スターリッジ逆転弾! 2-1で隣国のライバルを破る
欧州選手権(EURO)グループリーグ屈指の注目カードとなった「英国対決」は、劇的な展開となった。今季欧州サッカーの主役を務めたウェールズ代表のFWギャレス・ベイルとイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディがそれぞれ得点を決めた白熱の攻防は、最後は試合終了間際にFWダニエル・スターリッジの決勝弾が生まれてイングランドが見事な逆転勝利を収めた。
ランスで行われたダービーマッチは、両軍サポーターのハイテンションに呼応するかのように、キックオフ直後にイングランドがいきなりゴール前に迫った。そして前半7分にはFWハリー・ケインのポストプレーからMFアダム・ララーナが抜け出しペナルティーエリア内に入ってラストパスを送ると、ゴール前のFWラヒーム・スターリングが合わせる。完璧なカウンターだったがスターリングはバウンドを合わせ損ね、最初の決定機を逃してしまった。
それ以降も、押し気味に試合を進めたのはイングランドだった。同25分、右からのFKでFWウェイン・ルーニーが蹴ったボールがDFガリー・ケイヒルの頭に合ったものの、ウェールズのGKウェイン・ヘネシーの正面に飛んだ。同31分には左サイドからのクロスがウェールズのDFベン・デイビースの手に当たったが、主審はPKの判定を取らなかった。その3分後にはCKからDFクリス・スモーリングが頭で合わせるも、ゴールわずか左にそれた。
すると42分、劣勢だったウェールズのエースが魅せる。ベイル自らがファウルを受けて得た直接FKは、ゴールから約30mの距離があった。しかし背番号11が左足を一閃すると強烈なブレ球となり、イングランドGKジョー・ハートの手元で急激に落ちゴールネットを揺らす。ベイルが決めた驚愕の2試合連続FK弾でウェールズが先制を果たし、前半を1-0で折り返した。