「フランクフルトのベストプレーヤー」 鎌田大地の”復調プレー” を独メディアが評価
後半頭から出場したヘルタ戦で好プレー、ELオリンピアコス戦での先発起用へ意見
16日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第8節ヘルタ・ベルリン戦(1-2)でベンチスタートとなった日本代表MF鎌田大地について、現地メディアからは21日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節オリンピアコス戦では同選手を先発に復帰させるべきだとの意見が相次いでいる。
昨季はフランクフルトで不動のゲームメーカーとして活躍した鎌田だが、今季は公式戦でノーゴールノーアシスト。9月30日のELグループステージ第2節アントワープ戦(1-0)からは公式戦3試合連続でベンチスタートとなっていて、今季からフランクフルトの指揮を執っているオリバー・グラスナー監督の信頼を勝ち取っているとは言えない。
しかし、16日のヘルタ・ベルリン戦で後半開始から途中出場した鎌田について、ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」は、「彼が入ってから前への推進力とゲームコントロールの面で少し改善した。なぜ彼がスタートから使われなかったのか理解し難い」と指摘。鎌田に関するグラスナー監督の采配に疑問を呈する論調が現地メディアからは出ている。
また、ドイツ紙「ビルト」も「フランクフルトは今、これらの選手たちを使うべきだ」と題した特集記事の中で、鎌田をピックアップ。「この日本人は、フランクフルトのベストプレーヤーだ。味方を見つけ出す目を持ち、彼らを巧みなパスで活かすこともできる。昨季は5ゴール15アシストでフィリップ・コスティッチに次ぐスコアラーだった。彼は周囲からの信頼を再び必要としていて、それがあればグラスナー監督は鎌田の起用を諦めることなどできないはずだ」と、オリンピアコス戦での先発復帰を提言している。
21日のオリンピアコス戦は、ここまで2連勝でグループ首位のオリンピアコス(勝ち点6)に2位フランクフルト(同4)が挑む首位攻防戦となるが、鎌田個人にとっても出場機会があれば自身の実力を証明するための重要な一戦となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)