英紙記者、マンUポグバへの批判展開 契約満了を提言「彼の役割は問題になっている」
地元紙のユナイテッド担当記者ラックハースト氏がツイッター上で持論
イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバは、今季が契約の最終年になっているが、地元紙記者はポグバへの批判と契約延長をしない提案を行っている。
ポグバは2012年夏にユナイテッドからイタリア・セリエAの名門ユベントスに“ゼロ円移籍”で新天地を求めた。そしてイタリアで大活躍すると、16年にユナイテッドが1億500万ユーロ(約137億円)で買い戻したとされる。そこからの契約が今シーズン限りで満了するため、ポグバの去就は注目されている。なかには、ユベントスにキャリア2回目の“ゼロ円移籍”で復帰するという説も浮上していた。
そうしたなかで、地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」のユナイテッド担当記者サムエル・ラックハースト氏は、自身のツイッターでポグバに対する意見を展開した。
「ポグバが要求する『変化』に対する提案は、彼を落とすこと。5年以上経った今でも、彼の役割は問題になっている。彼を左サイドでプレーさせると、ユナイテッドはウイングを失ってしまう。彼を中盤(ボランチ)でプレーさせると、パートナーが孤立してしまう。彼は新しい契約を結ばないかもしれない。それならば簡単な決断だ。
積極的なフォーメーション変更をするにしても、それを正当化するだけのミッドフィルダーがいないというのがユナイテッドの問題点だ。最初のフルシーズンで手段として使った3バックは“ユナイテッド・ウェイ”ではないし、監督が敗北を認めることになるだろう」
ラックハースト記者は、ポグバが退団の意向を持つ場合は「去る者は追わず」がユナイテッドにとって最良の方策ではないかとしている。そこには、ポグバのプレースタイルが伝統的なユナイテッドのスタイルの中にマッチしない面があることを理由にした。
フランス紙「レキップ」は先日、ポグバがユナイテッドから年俸換算2000万ユーロ(約26億円)の超巨額オファーを受けて、契約延長に合意するという見通しを報じた。1月になれば、来季に向けたフリー移籍を念頭に他クラブと自由な交渉が解禁される。ポグバの契約延長問題は、年内に何らかの結論が出ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)