ジダン氏が“教え子”を絶賛、バロンドール推薦の選手は? 「彼はすべて知っている」
レアルで師弟関係にあったFWベンゼマに言及「彼にバロンドールをあげたい」
レアル・マドリード前監督のジネディーヌ・ジダン氏が、今年度のバロンドールにかつての教え子であるフランス代表FWカリム・ベンゼマを推薦している。「彼はフィールドですべきことをすべて知っている」とその能力の高さを絶賛している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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新型コロナウイルスの流行により昨季は開催が見送られたバロンドールは、今年2年ぶりの開催となる。UEFAチャンピオンズリーグ王者のチェルシーからイタリア代表MFジョルジーニョ、バイエルン・ミュンヘンでブンデスリーガ記録を更新する41得点を決めたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキなどを推す声が挙がっている。
また、欧州選手権(EURO)や南米選手権(コパ・アメリカ)など代表のメジャートーナメントが開催された年だけに、そうした大会での活躍が受賞に影響を及ぼす可能性も高く、その点では南米選手権を制してアルゼンチン代表で初タイトルを獲得したパリ・サンジェルマンのFWリオネル・メッシが史上最多記録を更新する7度目の受賞を果たすとの予想もある。
そうしたなかで、ジダン氏はフランステレビ「Telefoot」で、同胞のストライカーを受賞候補として挙げている。
「カリムは絶好調だ。私は彼にバロンドールをあげたい。彼は十分それに値する選手だと思うよ。彼は信じられないような選手。彼を指導できたことは私にとって最高の栄誉だった」
ジダン氏はレアルで師弟関係にあったベンゼマを称賛し、バロンドールを初受賞にふさわしい選手だと推薦した。昨季レアルは無冠に終わったものの、ベンゼマは公式戦46試合で30得点9アシストと申し分ない結果を残した。さらに今夏には5年半ぶりにフランス代表に復帰。EUROではベスト16に終わったものの、UEFAネーションズリーグでは決勝のスペイン戦でゴールを決めるなど初制覇に貢献した。
ベンゼマについては、元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏も「個のパフォーマンスの一貫性という点で見れば、ベンゼマが最高レベル」で、「彼はあらゆる称賛に値する」と主張しているという。
歴代の名監督たちから支持を受けるベンゼマ。33歳にして全盛期とも呼べる活躍を見せる男は栄冠を手にすることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)