長友が欧州ELカラバフ戦で奮闘 カリアリ戦の退場処分の汚名を返上

主将の重責を果たせなかった4日前

 インテルの日本代表DF長友佑都は、2日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)のホーム、カラバフ(アゼルバイジャン)戦で先発フル出場を果たし、2-0の勝利に貢献した。3-5-2システムの右ウイングバックで攻守に奮闘。ダイナモは、9月28日のセリエAカリアリ戦の前半で退場処分となり、チームも1-4で敗れたが、汚名返上のパフォーマンスを見せた。
 前半1分から持ち味を前面に押し出した。長友は、左サイドのMFダンブロージオのクロスに果敢にヘディングで飛び込んだが、惜しくも合わなかった。前半31分にはドリブル突破を狙い、後半5分には一度奪われたボールを取り返すなど、失敗を恐れぬ積極性を見せ続けた。キャプテンマークを託されながらも、前半27分に2度目の警告で退場したカリアリ戦の悪夢を拭い去るような動きだった。
「いつも通り、チームのために走ろうと思いました。相手もしっかりとつないでいて、なかなか僕らも前でプレスをはめようとしていたけど、はまらない部分があって、難しい試合でしたけど、今の時期は勝つことが一番大事。勝ったのはよかったと思います」
 細かくボールをつなぐ相手は、ワルテル・マッツァーリ監督の指示した前線からのプレッシングをかいくぐった。苦戦を強いられたが、前半18分、ダンブロージオの左足で先制点を奪うと、後半40分にFWイカルディが手堅く加点し、順当な勝利を挙げた。カリアリ戦ではセリエA最強の守備とも称されたDF陣が自らの退場をきっかけに崩壊。セリエA最下位の相手によもやの大敗を喫した。

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