レアル、“アザール+金銭”でサラー獲得に関心? アザール放出「考慮し始めた」と報道

レアルMFアザールとリバプールFWサラー【写真:Getty Images & AP】
レアルMFアザールとリバプールFWサラー【写真:Getty Images & AP】

リバプールが準備する週給5500万円の条件をサラーが受け入れるかがポイント

 レアル・マドリードは、2019年に獲得したベルギー代表MFエデン・アザールの輝きを取り戻させることを諦めたのかもしれない。チェルシー時代、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)らに続くスター選手として期待されたアタッカーは、スペインへ渡ってから負傷が続出。これまで忍耐を見せていた白い巨人だったが、別の世界的なアタッカーとのトレード要員になる可能性が指摘されている。

 レアルが新たに獲得を目指していると報じられているのは、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーだ。16日のプレミアリーグ第8節ワトフォード戦(5-0)でも1得点1アシストを記録したアタッカーについて、ユルゲン・クロップ監督は「彼はトップだ」「彼は最高だと私は毎日感じている」などとコメントをしている。

 指揮官が高い評価を寄せる一方で、リバプールは残り2年となっているサラーとの契約を延長できていない。その要因の一つとして、サラーの要求額があまりに高額で、クラブが条件を満たせていないと報じられてきた。

 トルコ人ジャーナリストのエクレム・コヌル氏は、「レアル・マドリードは、エデン・アザール+金銭でリバプールのモハメド・サラー獲得に向けたオファーを出す計画を持っている」と、自身のツイートで発信した。

 さらに米スポーツ専門局「ESPN」も、このツイートを基に「レアルは負傷が多く自身のリズムを取り戻せず、今シーズンも無得点の続いているアザールについて、カルロ・アンチェロッティ監督が放出を考慮し始めた。ラ・リーガのクラブは長らくサラーの動向を確認しており、プレミアリーグの新シーズンが始まってからも解決しない契約の状況を理解している」と報じ、「リバプールが今週の頭に準備していたとされる週給35万ポンド(約5500万円)でサラーが合意に達することができなかったら、他の選択肢を検討せざるを得なくなるだろう」と、サラー退団の可能性に触れている。

 2021年の夏の移籍市場では、メッシやC・ロナウドの移籍など、多くのビッグネームが移籍を果たしたが、2人のスター選手が絡むこの移籍も現実になる日が来るのだろうか。

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