フーリガン抗争に続き芝生はボロボロ… 仏代表監督がマルセイユのピッチに「大災害」と激怒
劣悪なピッチに足を滑らせる選手が続出 デシャン監督は運営側に恨み節
フランス代表は15日の欧州選手権(EURO)第2戦のアルバニア代表戦で、試合終了間際の劇的な2ゴールによって2-0の勝利を収めて2連勝を飾ったが、ディディエ・デシャン監督は試合会場となったマルセイユのスタッド・ヴェロドロームにおける荒れ果てた芝生の状態に激怒している。フランス紙「ル・パリジャン」が報じている。
劇的な勝利を飾ったフランス代表を率いる指揮官は、スタジアムの状態について「大災害だよ」と一蹴した。
荒れ模様の芝生は土まで柔らかく、ホームのはずのフランス代表選手たちは何度も足を滑らせた。それによって、ユベントスMFポール・ポグバが決定的なシュートを放つチャンスを逃したシーンもあった。決して開催国の地の利があるとは言えない状況だった。
ピッチが荒れ果てた原因は、コンサートで使用されたことにあるという。先月中旬、オーストラリアの人気ハードロックバンド「AC/DC」のライブが、このヴェロドロームで開催され、芝生の上には大掛かりな舞台装置やアリーナ席が設置された。深刻なダメージを受けたピッチは、1カ月では回復できなかったという。
「あのコンサートの映像を見た時、もう別の惑星にいるかのような気分になったよ。それだけ大掛かりなものだったね。少なくとも、こんなことを許してはいけなかったんだ」
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