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代表発表を行ったFAが凡ミス アーセナルFWウェルベックの所属先が前所属のマンUに
イージーミスに周囲もザワザワ
イングランドサッカー協会(FA)は、9日の欧州選手権予選サンマリノ戦と、12日のエストニア戦に臨むイングランド代表21選手を発表した。だが、新エースストライカーの所属先を間違えて発表する凡ミスを犯した。
FWダニー・ウェルベックは、その潜在能力には大きな期待を集めてきた。今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドから1600万ポンドで、アーセナルへと完全移籍したのをきっかけに一皮むけた活躍を続けている。9月8日のスイス代表戦で2ゴールを挙げると、アーセナルでも10月1日の欧州チャンピオンズリーグ、ガラタサライ戦でハットトリックを達成している。
アーセナルで確固たる地位を築きつつあるウェルベックだが、この日、FAが発表したリリースで現所属先がなんとマンUになっていたのだ。このイージーミスにイングランド代表の番記者は、一斉にツイート。すると、サポーターも敏感な反応を見せていた。
ウェルベックはマンUの本拠地オールド・トラッフォードから5キロ圏内という近所で育った。8歳からマンUのアカデミーで育った生え抜き中の生え抜きで、今回のライバルクラブへの放出にクラブOBからは非難の声が出たほどだった。それだけにFA内にも『ウェルベック=マンU』という固定概念があったのかもしれない。
今回、アーセナルから選出されたのはDFキーラン・ギブス、MFアレックス・オックスレイド・チェンバレン、ジャック・ウィルシャーとウェルベックの4人。リバプールと並び、今回の代表の最大勢力となっている。ウェルベックを放出したマンUから選出されたのは、主将のFWウェイン・ルーニーただ一人と、寂しい状況となっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web