「メッシはもううんざり」 元仏代表DFエブラ、チェルシー2選手をバロンドール推薦
エブラ氏がバロンドール候補に推したのはチェルシーのカンテとジョルジーニョ
マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元フランス代表DFパトリス・エブラ氏が、今年のバロンドール受賞候補として昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したチェルシーから2人の名前を挙げている。その一方で、史上最多7度目受賞の期待が高まるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)については「もううんざり」と否定的に語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
フランス「フットボール誌」の主催で行われる同賞はその年に最も活躍した選手に贈られるサッカー界で最も権威ある個人賞。2020年度はコロナ禍で開催が見送られたが、今年2年ぶりに受賞者が決定する。
これまでの歴代最多受賞はメッシの6回。次いでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)が5回となっている。また、過去12回でこの2人の他には18年のクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)しか栄冠を手にしていない。
そんなタイトルの行方について、ユナイテッドでキャプテンを務めるなど活躍した元フランス代表DFエブラ氏は欧州王者チェルシーから2選手を推薦し、自身が持つ歴代最多記録のさらなる更新も期待されるメッシの受賞には疑問符を付けた。
「私の意見では、今年のバロンドールはカンテかジョルジーニョだ。メッシに与えるのは、もううんざりだよ。彼が昨年成し遂げたことは何だ? 確かにコパ・アメリカでは勝ったが、バルセロナでは何かをしたかい?」
歴代の受賞者を見ても攻撃的な選手が多いなかで、フランス代表MFエンゴロ・カンテとイタリア代表MFジョルジーニョというチェルシーの中盤を支える2人がエブラ氏のお気に入りのようだ。一方で、アルゼンチン代表で悲願の初タイトルを獲得したメッシについては、バルセロナでの活躍が足りなかったと主張した。
(FOOTBALL ZONE編集部)