フリーのジダン氏、ニューカッスルの監督オファーを拒否 ユーベと仏協会の争奪戦か
フランス代表監督就任のみを考えているとの報道も
2020-21シーズン限りでレアル・マドリードの監督を退任したジネディーヌ・ジダン氏は、サウジアラビアの公共投資ファンド(PIF)が買収したニューカッスルからのオファーを断ったようだ。フランスのテレビ局「RMCスポーツ」が伝えている。
昨シーズン限りでフリーとなったジダン監督は、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の後を継いで母国フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)の指揮を執るのではないかと報じられていた。しかし、ポチェッティーノ監督が引き続き、クラブを率いている状況から、オーナーが変わったニューカッスルが監督就任を打診したようだ。
さらに、監督就任を断った背景として、「ジダン氏はフランス代表の監督就任にのみ興味がある。カタールで開催されるワールドカップ後、ディディエ・デシャン監督がフランスサッカー協会との契約を満了させた時に起きる」と、次期フランス代表監督を狙っているとしている。
一方、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「ただし、フランスではこうして報じられているが、イタリアではユベントスのベンチが近い将来、ジダン監督が来るのを待っている。フランス人は、現役時代を過ごし、素晴らしい思い出があるクラブと特別な関係にある」と、ユベントスとフランス協会の引っ張り合いになる可能性を報じた。
現役時代に続き、レアルでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に導くなど、監督としても例を見ない成功を収めたジダン氏。果たして、次に指揮を執るのは、どのチームになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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