ジョーカーとして輝いたフランスのエース EURO16強に導き「とても幸せな気持ちだ」
「控えの選手として最高の状態を作った」
「監督は23人のチームをまとめていかなくてはいけないんだ。ミーティングでベンチスタートを告げられたけど、いつでも準備ができている状態にしてくれと言われていたんだ。僕は、ベンチスタートの選手として最高の状態を作ろうとしていたよ。そして、出番が来た時はルーマニア戦のリベンジだと思ってプレーしたんだ。こうやって良い状態を保って、いつもピッチに立つ11人の近い存在でいたいと思っているんだ」
少年時代には体が細すぎて10個のクラブのセレクションに落ちたというグリーズマンは、13歳でレアル・ソシエダのスカウトに見い出されてスペインへ渡った。その後、トップ昇格を果たして2014年からはアトレチコでプレーし、今やエースの座をつかんでいる。
スペイン育ちの才能は、このビッグトーナメントでフランスを2連勝に導くゴールを奪い勢いに乗せた。決勝トーナメント進出を決めた開催国にとって、得点源となるグリーズマンの劇的なゴールは、単なる勝利以上の大きな価値をもたらしそうだ。
【了】
ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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