「ゴージャス!」 C・ロナウド、“ゴラッソ未遂”のバイシクルシュートに海外注目

クリスティアーノ・ロナウドのゴラッソ未遂のシュートシーンに注目【写真:AP】
クリスティアーノ・ロナウドのゴラッソ未遂のシュートシーンに注目【写真:AP】

絶妙トラップからバイシクルシュートも相手GKの好守で惜しくもゴールならず

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループA第8節ルクセンブルク戦(5-0)で、キャリア通算58回目のハットトリックを決めた。海外メディアは“ゴラッソ未遂”に終わったオーバーヘッドシュートにも注目しており、「壮大なフェーズ」「ゴージャス」と伝えている。

 ポルトガルはセンターフォワードで先発出場したロナウドが、前半8分、同13分と立て続けにPKでゴール。MFブルーノ・フェルナンデスも続き、前半だけで3点のリードを奪う。さらに後半24分にも加点し、4-0で迎えた同42分だった。MFルベン・ネヴェスの浮き球のボールに、ゴール前に飛び込んだロナウドが頭で合わせてネットを揺らし、この日3点目をマークした。

 代表でのハットトリックは2013年9月の北アイルランド戦、同11月のスウェーデン戦、15年6月のアルメニア戦、16年10月のアンドラ戦、17年8月のフェロー諸島戦、18年6月のスペイン戦、19年6月のスウェーデン戦、同9月のリトアニア戦、同11月のリトアニア戦に続いて、通算10回目。スペイン紙「マルカ」によれば、これは代表シーンにおいては史上最多の数字だという。

 また、通算182試合で115ゴールと記録を伸ばし、自身が持つ代表シーンにおける最多得点記録も塗り替えている。

 36歳のロナウドは衰え知らずぶりを誇示したが、後半23分にも決定機はあった。右サイドからのクロスに対し、ゴール前にいたロナウドは相手を背負いながら右足でトラップ。落ちてきたボールに合わせてそのまま右足でのオーバーヘッドシュートを放ったが、ルクセンブルクGKアンソニー・モリスが左手一本での決死のセーブでこれを防いだ。

 ルーマニアのスポーツテレビ局「Digi Sport」は、「壮大なフェーズ」と見出しを打ち、同局のコメンテーターが、「ボールはモリスに阻止された! ロナウドのシュートはゴージャス。ほぼゴールだ」と絶叫したことを伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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