「胸を膨らませ、パンツをめくり、そして壁へと打ち込んだ」スペイン紙がC・ロナウドのFK連続ミスを一刀両断
欧州選手権アイスランド戦最後の直接FKで連続ミス
欧州選手権(EURO)初戦でポルトガルは伏兵アイスランド相手にまさかのドロー発進となった。ポルトガルのエースFWクリスティアーノ・ロナウドはシュート10本を放ったものの無得点に終わった。スペイン紙「AS」は試合終了直前の直接FKの連続失敗を酷評している。
前半31分にFWナニ(フェネルバフチェ)のゴールで先制したものの、後半5分にMFビルキル・ビャルナソン(バーゼル)に豪快な右足ボレーを叩き込まれて同点にされた。それ以降ポルトガルは一気呵成に攻め立てたが、ゴールを割ることはできなかった。
試合後に「彼らはゴール前にバスを置いた」「守って、守って、守りまくっただけだ」とアイスランドの守備的なスタイルを批判したロナウドだが、レアル寄りのAS紙もCR7の連続FKミスを見逃してくれなかった。
後半アディショナルタイム3分が過ぎ、ゴールから33mのFKを得たロナウドの状況を克明に描写する。
「アイスランドの息の根を止め、彼がヒーローになるため、ロナウドは胸をふくらませてパンツをめくり上げた。太ももの筋肉を屈曲して助走を始めた。そしてその一撃は、壁へと打ち込んだ」
独特の仁王立ちポーズからスタートする独特のFKが豪快に失敗したことを、やたら文学的な描写で表現した。
だが、壁役のアイスランドの選手がバレーボールのように伸ばした手に当たり、今度は24mという絶好の位置で再び同点に追いつくチャンスを得た。しかし、期待を集めたロナウドの“打ち直し”はリまたもやネタにされている。
「ロナウドは再びチャンスを得た。レアル・マドリード所属の男はヒーローになるため愛されたが、彼はまたもFKで壁を強打した。そしてアイスランドは歓喜を爆発した」
2度目のFK失敗の瞬間、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。