豪州メディア、日本戦の敗因を分析 “脅威”に捉えられた森保ジャパンの2選手は?
日本とのアウェー戦で連勝ストップ、日本の両翼に注目 「伊東、長友が…」
日本代表は12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に2-1で勝利し、今予選4試合を終えて2勝2敗と五分に戻した。一方、敗れたオーストラリアは、2次予選からの予選連勝記録が「11」でストップ。現地紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は、「サッカールーズの連勝が、日本との対戦で終わりを告げる」という見出しで、この試合を報じている。
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予選突破へ是が非でも勝利が求められるオーストラリア戦で、日本は今予選初先発に抜擢されたMF田中碧が前半8分に先制ゴールを奪うと、1-1で迎えた後半41分、途中出場のFW浅野拓磨が放ったシュートが相手のオウンゴールを誘い、土壇場で勝利を奪った。
記事では先制点がポイントだったと指摘され、「この試合に勝たなければならない日本は、立ち上がりの数分間に硬さがみられた。オーストラリアは早い時間帯で嵐を起こしたいところだったが実際に起きたことは、最も恐れていたことだった」としている。
さらに「早い時間帯のゴールで完全に流れは変わった。このゴールによってサッカールーズは攻撃に注力しなければいけなくなり、スピードとテクニックに長けた選手を擁する日本にスペースを与えることとなった」と分析。「ホームチームは左右の幅を使い、プレーを楽しんだ。右サイドでは伊東純也、左サイドでは年齢を感じさせない長友佑都が暴れ回った」とも綴られ、脅威を与えた具体的な選手名にも触れられた。
一方で、記事の冒頭では「日本は早い時間にゴールを挙げて、ゲームの大部分を支配することに成功した。ただし、この予選でずっと見られているように、ほとんどの決定機からゴールを挙げることができなかった」と、日本の課題を指摘することも忘れなかった。