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無傷の8連勝でW杯出場決定 デンマーク代表主将が決意 「僕らはもっと遠くまで行ける」
無傷の8連勝でカタール行きの切符を手にしたデンマーク
カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選で12日、デンマークが2大会連続6度目の本大会出場を決めた。6月の欧州選手権(EURO)で10番MFクリスティアン・エリクセンが試合中に倒れた悲劇からちょうど4か月後に訪れた歓喜の瞬間。主将のDFシモン・ケアーは「僕らはもっと遠くまで行ける」と決意を新たにしている。
予選グループFで無傷の7連勝中だったデンマークは本拠地パルケンにオーストリアを迎えた。0-0で迎えた後半8分、ドリブルで前線に駆け上がったMFトーマス・デラネイのラストパスを受けたDFヨアキム・メーレが決めたゴールが決勝点となり、8連勝を達成。2位スコットランドの勝ち点差を7に広げ、2試合を残してカタール行きの切符を手にした。
試合は現地時間12日に行われた。ちょうど4か月前の6月12日に行われたEURO2020のグループステージ・フィンランド戦(0-1)では中心選手のエリクセンが試合中に心臓発作を起こして倒れるという悲劇を味わったデンマークだが、そこからチームは一つになった。アメリカのスポーツ専門メディア「スポーツ・イラストレイテッド」は「デンマークは火曜日のオーストリア戦勝利でカタールW杯欧州予選を突破した(ドイツに続く)2か国目となった。代表チームの感情的な1年を締めくくった」とレポートしている。
無傷の8連勝。それも27得点0失点と、まさに圧倒的な強さを誇ったデンマーク。主将のDFケアーは地元テレビ「Kanal 5」のインタビューで、より大きな成功を収められると自信をのぞかせた。
「僕らはすでに長い道のりを歩んできましたが、今はよりハングリーになっています。素晴らしいチームとメンタリティを築き上げ、常に向上心を持っている。お互いに最高のものを共有し、そこにクオリティーが加われば、もっと遠くまで行けるはずです」
EUROではエリクセンが倒れた初戦フィンランド戦、続くベルギー戦と連敗を喫するも、そこから立ち直ってベスト4まで躍進。苦難を乗り越えるたびに強さを手にしてきた。カタールW杯でも快進撃を見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)