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「伝説的な写真」 メッシ、”1対7”のボールキープの瞬間に脚光「相手を恐れさせた」
1982年W杯で英雄マラドーナが直面した「1対6」のシーンと比較する声も
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間10日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選第5節ウルグアイ戦で先制ゴールを挙げ、3-0の勝利に貢献した。そのなかで、3点目の起点となった相手7人を引き付けるボールキープが話題を呼んでおり、「伝説的」「マラドーナの象徴的な写真を再現」と反響が拡大している。
ホームのアルゼンチンは前半38分、ドリブルで持ち上がったメッシが左足アウトサイドでの浮き球のパスをゴール前に供給。これにFWニコラス・ゴンサレスが飛び込んだなか、ボールは混戦を抜けて直接ネットを揺らし、メッシによる先制ゴールとなった。
前半44分に追加点を奪い、リードを2点に広げて迎えた後半17分だった。敵陣ペナルティーアーク左でボールを受けたメッシは、ドリブルで突破を図るも3人が前に立ちはだかり、一度ペナルティーエリア外に戻る。この瞬間、ウルグアイは7選手がメッシの動きに釘づけとなり、メッシはその隙を突いて右サイドのMFジオバニ・ロ・チェルソへ展開。ロ・チェルソがこれをダイレクトで折り返し、ファーサイドに駆け込んだFWラウタロ・マルティネスが押し込んだ。
アルゼンチン紙「Ole」は「1対7」と、決定的瞬間の写真とともに、驚きを持って伝えていたが、フランス紙「ル・パリジャン」も「すでに伝説的な写真」との見出しで、「メッシが対戦相手を恐れさせ、自身が輝くのを防ぐことができないのを象徴している」と取り上げた。
また、トルコテレビ局のスポーツ専門チャンネル「NTV Spor」も、「マラドーナの象徴的な写真を再現」とレポート。アルゼンチンの英雄であるディエゴ・マラドーナ氏が、1982年のスペインW杯グループリーグ初戦ベルギー戦(0-1)で、行く手に立ちはだかる相手選手6人と対峙したシーンを捉えた一枚を彷彿させると注目していた。