シュート10本乱れ打ちも格下に不発のC・ロナウド 「氷漬けにされた」と英メディアが酷評
アイスランドに想定外の1-1ドロー 憤りのジェスチャーも飛び出す
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)にとって、欧州選手権(EURO)初戦は完全に不発の一戦となった。自身もシュート10本を乱れ打ちも、決定機を生かせず不発。チームも格下と見られたアイスランド相手にまさかの1-1ドローに終わったが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「アイスランドに“氷漬け”にされた」と酷評している。
試合は前半3分に、カウンターからアイスランドMFギルフィ・シグルズソン(スウォンジー)に際どいシュートを許したが、その後はポルトガルが圧倒的にボールを支配した。そして同31分には右サイドの崩しからMFアンドレ・ゴメス(バレンシア)がラストパスを送ると、FWナニ(フェネルバフチェ)が先制点をゲット。1点リードとはいえ、アイスランドを自陣に釘付けにする場面が続き、前半終了時点では余裕の白星発進になるかと思われた。
しかし、流れが変わったのは後半5分のことだった。アイスランドのゴールキックから右サイドでボールをつながれると、MFベルグ・グズムンドソン(チャールトン)の左足クロスからMFビルキル・ビャルナソン(バーゼル)がファーサイドに走り込み、右足ボレーで合わせて1-1の同点となった。
必死の粘りを見せるアイスランドに対して、ポルトガルは焦りを隠せなかった。同10分にはチームメートに対してロナウドが“落ち着け!”といったジェスチャーをしながらもフラストレーションを溜めた表情を浮かべた。ロナウド自身もこの日だけで10本ものシュートを放ちながら、試合終盤に放ったヘディングシュートがGKハルドールソンに防がれるなど不発。今季レアルで48試合51得点を決めたゴールマシンが決定力不足に苦しんだ。
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