プレミア得点王のCKキッカー担当に波紋… 代表同僚は「特例」として支持

批判が高まるホジソン采配

 主将のFWウェイン・ルーニーのように精度の高いキックを持つキッカー候補は他にも考えられるが、ウィルシャーはケインのキッカーとしての能力に一目置いている。CKや直接狙うには難しい位置でのFKでは、背の高い選手はターゲットとしてゴール前にポジションを取ることが多い。身長188センチと長身のケインについてもゴール前で得点を狙う方が対戦相手の脅威になれそうだが、ウィルシャーはケインは「特例」として考えているようだ。

「彼が、実力通りにいいボールを蹴ることができれば、僕らにはエリア内で競り勝てるビッグな選手が他にもたくさんいる。スペシャルなテクニックを持つ選手がいるなら、特別扱いでもいいと思うよ」

 ケインはロシア戦で低調なパフォーマンスに終始した。終了間際の失点でドロー発進となったことで、レスターFWジェイミー・ヴァーディを起用しなかったことや、中盤で奮闘したルーニーを途中交代させたことについてなど、ロイ・ホジソン監督の采配には批判が噴出している。波紋を呼んだキッカー問題も含め、指揮官は次戦でどのような采配を振るうのだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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