バルサ、次期監督にシャビ招聘の場合は今冬の選手補強が不可能とスペインメディア報道

アル・サッドの監督を務めるシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】
アル・サッドの監督を務めるシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】

シティFWスターリングやライプツィヒDFダニ・オルモらの獲得が報じられているが…

 バルセロナは10月の国際Aマッチデーを前に、ロナルド・クーマン監督の去就に関する緊急会談が行われた。今も指揮官は解任の危機に瀕しており、後任候補の1人にはクラブOBの元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド監督)の名が挙がる。しかし、シャビ監督を招集した場合、来年1月の移籍市場での選手獲得が難しくなるとスペインメディア「Todofichajes」が報じている。

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 今夏の移籍市場では、クラブの財政状況が明るみになり、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約延長が不可能となったバルサ。それでも、ある程度の状況改善を見せたことにより、22年1月の移籍市場では補強も可能と報じられていた。

 バルサの獲得リストには、マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングやRBライプツィヒのスペイン代表DFダニ・オルモの名前が浮上。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで2連敗という、過去最悪のスタートを切ったチームは、戦力補強を行いたいところだろう。

 しかし、後任にシャビ監督を迎えた場合は、選手の補強ができなくなると記事では触れている。

「状況はシンプルだ。契約解除金を支払って元選手のシャビ氏に指揮を執らせる場合、忘れてはいけないのは、彼とアル・サッドの契約が残っていることだ。新たな選手補強をするお金はなくなる。1600万ユーロ(約21億円)や2000万ユーロ(約26億円)と言われているバルサの予算だが、ほとんどがクーマン監督への補償で消えることになり、さらにシャビ氏の契約解除金と年俸に使われることになる」

 これだけ去就が騒がれているなかでも、バルセロナが監督の解任に踏み切れないのは、その補償金を支払う余裕が今のクラブの財政にないからかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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