ルヴァン杯、決勝カードは「名古屋対C大阪」 浦和は2戦合計スコア1-2で準決勝敗退
C大阪との第2戦は0-1で敗れ、浦和は準決勝敗退
国内三大タイトルの一つ、ルヴァンカップは10日に準決勝第2戦が行われ、セレッソ大阪と名古屋グランパスが30日の決勝への切符を掴み取った。
浦和とC大阪のカードは、6日に行われた浦和ホームの初戦で1-1の引き分け。C大阪は11人が同じスタメンでスタートした一方、浦和はFWキャスパー・ユンカー、MF小泉佳穂、MF江坂任が同時にスタメン起用され、最終ラインはDF岩波拓也とDFアレクサンダー・ショルツがセンターバックを組んだ。
試合は、浦和に対してC大阪がボール際の強さを見せるシーンが目立った。丁寧につなぎながら前進したい浦和だったが、ボールの受け際を狙われる場面が多くリズムが掴めない。そして、C大阪は右サイドハーフのMF坂元達裕が切れのある切り返しを見せながら攻撃のポイントになった。
一方の浦和も時間の経過とともにサイドを広く使った攻撃を見せ始め、双方が拮抗した状況のまま0-0で前半を終えた。
後半、先に試合を動かしたのはC大阪だった。後半8分、左サイドのペナルティーエリア内、ゴールライン際でボールをキープしたFW加藤陸次樹が、角度のないところから浦和GK鈴木彩艶にぶつけるようなシュートを放つと、これがゴール内へ。C大阪が貴重なゴールを奪った。
もとより少なくとも1点が必要だった浦和は、失点後に第1戦で好アシストのDF山中亮輔を投入。さらにMF田中達也とMF平野佑一を入れて、ボランチだったMF伊藤敦樹を右サイドバックに下げるスクランブル起用になった。
残り10分ほどから浦和がかなり押し込む展開になり、リカルド・ロドリゲス監督は準々決勝の川崎フロンターレ戦に続き、ラスト5分ほどでDF槙野智章をパワープレー要員として前線に投入。しかし、その反撃も実らずに1-0で試合は終了し、2戦合計スコア2-1でC大阪が決勝進出を決めた。
そして、もう1試合はFC東京がホームで名古屋グランパスに2-1で勝利したもの、初戦との2戦合計スコアを4-3で上回った名古屋が決勝に進出。10月30日に埼玉スタジアムでタイトルをかけて決戦に臨むことが決まった。
(FOOTBALL ZONE編集部)