闘莉王が推す日本代表“遠藤保仁の後継者” 3つの異能を絶賛、柴崎岳との大きな違いは?
「そこは今の日本人選手では一番だと思う」と田中碧の異質プレーを指摘
元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が、窮地に陥った日本代表の起爆剤となるキーマンにMF田中碧(デュッセルドルフ)を指名した。森保一監督が率いる日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦のオマーン戦(0-1)と、第3節サウジアラビア戦(0-1)に敗れ、3試合を終えて1勝2敗。こうした逆境で“田中碧待望論”も高まるなか、闘莉王氏が「日本サッカーの未来を占う存在」というその魅力を語った。
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闘莉王氏と、この10月シリーズ直前に世代交代について話をしている時だった。その吐き出す言葉の中に、田中の名前があった。
「若い世代は十分に力を付けてきていると思います。東京五輪を見ていても期待を膨らませる戦いをしてくれていました。特に、田中碧はイチ押しの選手です。日本にようやく現れたヤット(遠藤保仁)の後継者候補。必ずフル代表でも力になれる存在だと思っています」
現役時代、「日の丸に誇りを持って戦ってきた」という闘莉王氏は、日本代表には常に厳しい視線を注いできた。だが、田中には称賛の言葉を惜しまなかった。期待を寄せる理由として、彼の3つの“異能”を挙げている。
「まず、あのセンスは真似ができるものではないと思います。どの試合でも展開を読み、いかにチームとしてゲームを進めるのかを意識している。落ち着かせるべきか、テンポを上げるべきかの判断が的確。そこは今の日本人選手では一番だと思う。これから経験を積んでいく必要はあるが、今後の日本の中盤を担っていくのは彼だと思います」
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