「僕の計画は変わった」 PSGメッシ、バルサ残留希望が崩れたクラブの対応とは?

パリサンジェルマンに加入したFWリオネル・メッシ【写真:AP】
パリサンジェルマンに加入したFWリオネル・メッシ【写真:AP】

アルゼンチン代表の同僚も驚いたメッシのPSG行き

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、今年6月にバルセロナとの契約が満了を迎え、8月にはパリ・サンジェルマン(PSG)に新天地を求めた。バルサのジョアン・ラポルタ会長はカタルーニャのラジオ局「RAC1」に、「最後の段階でメッシが無償でプレーすると言ってくれる期待があった」と明かしたが、バルサ一筋のキャリアを送るつもりだったメッシも、クラブの決断に納得できていない部分があるようだ。フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」のインタビューで語っている。

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 史上最多6度のバロンドールを受賞しているメッシのバルサ退団は、世界中で大きな話題を呼んだ。キャリアで初めての移籍を経験することになったメッシは、「まったく予想していなかった」と語る。

「契約を延長して、すぐに練習を再開するつもりだった。全部が準備できていて、足りていないのは僕のサインだけだと思っていたんだ。ところが、バルセロナに到着した時、僕は契約が不可能であり、クラブに残れないから、新しいクラブを見つけないといけないと言われた。なぜなら、バルサは僕と新たな契約を結ぶことに意味を見出せていなかったから。それで僕の計画は変わった」

「受け入れることは、とてつもなく難しかった。家を出ないといけないこと、家族のルーティーンがひっくり返ることも考えなければいけなかったからね。子供たちは学校を変えないといけないし、新しい場所に慣れる必要がある。僕のキャリアで初めて起きたことだ。僕も、家族も、バルサでキャリアを終えることを決めていた。とても難しかったけれど、この困難を一緒に乗り越えていった。いろいろなことを考えたけど、僕には去る以外に選択肢はなかったんだ」

 また、PSGに行くうえで、バルサでプレーしていたブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアや同代表MFレアンドロ・パレデスがいたことも重要だったと明かした。ただ、アルゼンチン代表の活動中に、メッシは彼らにいじられていたという。

「コパ・アメリカ(南米選手権)を戦っている時、彼らは日常的に『それで、いつ来るんだ?』って言っていたよ。もちろん彼らは僕がバルサ残留を知っていたから冗談めいていたけどね。だから、僕がパリに行くことになったと言ったら、彼らのほうが驚いていたくらいだよ」

 メッシが特に親しくしているチームメートたちにとっても、“逆ドッキリ”のようになった移籍劇。愛着のあるクラブを離れざるを得なかったメッシは、PSGでどのようなキャリアを刻んでいくのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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