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ユベントスが“ボスニアの魔術師”を38億円で獲得 セリエA6連覇へ盤石の補強に成功
FKキッカーとして名高いピアニッチを、ローマから引き抜く
イタリアの絶対王者ユベントスに、“ボスニアの魔術師”が加入することが正式に発表された。ユベントスは13日に公式サイト上で、ローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチの獲得を正式に発表した。移籍金は3200万ユーロ(約38億円)で、来季から5年契約を結ぶことも同時に発表されている。
今季まで5シーズンにわたってローマでプレーしたピアニッチは、1990年生まれの26歳。ローマではリーグ159試合27得点をマークし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも13試合に出場している。
ユベントスは「繊細な右足のキックと、ゲームを見渡す視野の持ち主。セリエAでも最高峰の攻撃的MFである。また、FKの場面でも見られるように、素晴らしい右足のキックがユベントスの中盤の品質を向上させる」とピアニッチを紹介している。
上記にもあるように、ピアニッチの正確無比なFKは、直接ゴールを狙った際に約10%の確率でゴールをしているというデータもあり、“魔術師”の異名をとっている。昨季限りで元イタリア代表MFアンドレア・ピルロが退団したことで、右足のセットプレーキッカーが不足していたが、イタリアの絶対王者は最高品質の補強に成功したと言えるだろう。
ユベントスは負傷離脱中のMFクラウディオ・マルキージオの復帰が11月以降になる見込みで、さらにドイツ代表MFサミ・ケディラは故障が多く、フランス代表MFポール・ポグバには高額オファーが殺到と、中盤の補強が強く求められていた。今回のピアニッチの補強で、まずはリーグ6連覇とCL王座奪還に向けて確実な一歩を踏み出したと言えそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images