豪州代表監督、森保ジャパン牽制 連勝記録更新へ 「すべての重圧は日本にかかっている」

オーストラリアを率いるグラハム・アーノルド監督【写真:Getty Images】
オーストラリアを率いるグラハム・アーノルド監督【写真:Getty Images】

W杯予選11連勝で新記録樹立のオーストラリア、12日に日本代表と対戦

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、オーストラリア代表はグループBの首位に立っている。7日のオマーン戦を3-1で制し、最終予選3連勝を飾っているなか、
2次予選から参戦している今回のW杯予選で11連勝を記録し、単一のW杯予選での連勝記録を樹立した。日本戦は、その記録を「12」に伸ばせるかが問われる一戦になるが、チームを率いるグラハム・アーノルド監督は、「すべての重圧は日本にかかっている」と、精神的に優位であると考えているようだ。豪州メディア「News.com.au」が伝えている。

 アーノルド監督は、現役時代にサンフレッチェ広島でプレーし、監督として2014年にベガルタ仙台を率いた経験を持つ。日本代表の現状についても、間違いなく把握しているだろう。「すべての重圧は日本にかかっている。なぜなら、彼らは3試合で1試合しか勝てていないからね」と、現状を分析する。

 3試合で1勝の日本に対して、オーストラリアは3連勝で勝ち点9を挙げており、グループ首位に立っている。グループAとグループBの上位2チームは無条件でW杯本大会の出場権利を得られるが、3位になるとプレーオフを戦わなければいけない。仮に次節でオーストラリアが日本に勝利することになれば、日本は2位入りからまた一歩遠のく。

 12日の試合はオーストラリア代表にとってアウェーゲームになるが、「私たちは毎回ピッチに立つ時、勝利を目指している。火曜日の試合でも、それは変わらない」と、連勝記録更新に意欲を見せた。

「(記録については)将来的に振り返り、やり遂げたことの大きさを感じることになるかもしれない。特に私たちは11試合のうち10試合をホーム以外で戦ったからね。でも、私にとって重要なのは、日本に行き、日本で行われる日本戦に向けて準備をして、記録を『12』にすることだ」

 これまでの対戦成績は、親善試合を含めると日本は9勝9分7敗と勝ち越している。過去3度のアジア最終予選でも同一グループに入っている日本とオーストラリアだが、その6回の試合の成績は、1勝4分1敗となっている。はたして12日の試合では、どのような結果が歴史に刻まれるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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