メッシじゃないレフティー絶賛 リバウド氏が推すバロンドール候補「世界最高の1人」
ゴールとアシストを積み重ねるFWサラーに言及「バロンドールを受賞する権利がある」
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設したバロンドールは、その年の世界最高の選手に贈られる賞として広く知られている。昨年は、新型コロナウイルスの影響で初めて表彰が見送られたが、今年は2年ぶりに表彰が行われる。「フランス・フットボール」は30人の候補者を発表したが、元ブラジル代表FWリバウド氏は英ブックメーカー「Betfair」のコラムで、今年の“推し”を発表している。
8日に発表された30人のリストの中には、今をときめくスター選手たちの名前が連なった。過去6度の受賞を果たしているパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを筆頭に、同5度受賞のマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。PSGでメッシのチームメートであるブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペもノミネートされている。
またUEFAチャンピオンズリーグで優勝したチェルシーからは、準決勝と決勝のMVPにも輝いたフランス代表MFエンゴロ・カンテ、EURO2020との2冠を達成したイタリア代表MFジョルジーニョら5選手がノミネートされた。
ここまではバルセロナからPSGへ移籍したメッシの受賞が本命とされる今年のバロンドールだが、1999年にバロンドールを受賞したリバウド氏は、別のレフティーの受賞を推した。
「リバプールのエジプト代表FWは、印象的な記録を残すとともに、先週末のマンチェスター・シティ戦では衝撃的なゴールを決めて、素晴らしいシーズンのスタートを切っている」と語り、今季の公式戦9試合で9ゴールを挙げているモハメド・サラーの受賞を後押しした。
「彼は現在、世界で最高の選手の1人だ。なぜなら、彼が記録している驚異的なゴールとアシストの数字は、プレミアリーグとCLという地球上で最も困難な2つの大会で積み重ねられているものだ。この厳しい条件のなかで、これだけ素晴らしい結果を出しているのだから、彼は間違いなくトッププレーヤーであり、他の候補者を抑えて今年のバロンドールを受賞する権利があると思うよ」
これまで一度もバロンドールの3位以内に入ったことのないサラー。アフリカ人選手がバロンドールを受賞したのは、1995年に元ミランのリベリア代表FWジョージ・ウェア氏が受賞したのみとなっている。現在、リベリア大統領にもなったウェア氏に続く快挙が実現するのか。この先のさらなる活躍に期待が懸かる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)