森保采配の問題点を米メディアが指摘「古橋亨梧のベンチスタートが象徴」と起用法に言及
圧巻のパフォーマンスを見せる古橋のベンチスタートにも注目
日本代表は現地時間7日(日本時間8日)に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3節のサウジアラビア戦に0-1で敗れ、早くも同予選で2敗目を喫した。米スポーツ専門局「ESPN」は、森保一監督の采配と日本がW杯本大会ストレート出場となる2位以内に入ることについて疑問符を付けている。
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1998年のフランス大会以降、6大会連続でW杯出場を果たしている日本について「この20年間で、アジアで最高のチームの一つと考えられていた。しかし今、彼らは来年のW杯出場を逃す危機に瀕している」として、3試合で2敗した日本の現状を伝えるとともに「彼らの問題は結果だけではない」と森保監督の采配にも触れている。
日本の戦いぶりについて「ピッチ上のすべてのエリアで複雑なパスワークを見せる日本だが、エリア内にボールを運ぶと相手の脅威になることはほとんどなかった。そして、疑いなくチームで最も才能のある分配者である柴崎岳の不用意なバックパスが、サウジアラビアの決勝点につながるフェラス・アルブリカンへのスルーパスとなった」と報じている。
この試合の柴崎には、その他の場面でもボールロストからピンチを招く場面が散見された。森保監督は柴崎を重宝してきたが、その采配にも疑問を唱えている。「森保監督は、選手たちに揺るぎない忠誠心を示しており、何人かの選手はベストな状態ではないにもかかわらず、先発起用され続けている。セルティックに加入以来、大きなインパクトを見せている古橋亨梧のような選手のベンチスタートが続いているのは、その采配を象徴している」と疑問を呈した。
そして記事の最後には、「オーストラリア、サウジアラビア、日本と3つの有力国がいるグループBでは、1チームがW杯の本戦に自動的に出場する権利を逃すこととなる。現時点で、そうなるのはサムライブルーが有力だ」と、締めくくっている。
試合直後にキャプテンのDF吉田麻也が「結果が出なければ協会、監督、選手も責任取る覚悟はできていると思う」と、異例の責任発言をする事態となっているが、森保監督は軌道修正をして、7大会連続のW杯出場に導くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)