「田中碧と遠藤航の2ボランチを検討すべき」 英記者、苦境の森保ジャパンへ緊急提言
W杯最終予選第3節でサウジに0-1敗戦、先発11人を英国人記者がジャッジ
日本代表は現地時間7日、敵地でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3節サウジアラビアと激突し、0-1で痛恨の敗戦を喫した。最終予選の3試合を終えて1勝2敗と苦境に追い込まれた森保ジャパンを、海外の識者はどのように見たのか。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏は先発イレブンを採点。決勝弾に直結するパスミスを犯したMF柴崎岳(レガネス)を「失望のクライマックス」「監督は見切るか」と酷評。東京五輪で活躍したMF田中碧(デュッセルドルフ)の先発抜擢を緊急提言している。
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W杯アジア最終予選・第3節サウジアラビア戦の日本代表先発メンバーの採点(10点満点)
【GK】
■権田修一(清水エスパルス) 5点
序盤にFKから至近距離で放たれたシュートに対し好セーブを見せたが、相手のセットプレーで強力なDF陣との競り合いで不安定さを度々露呈。ゴールの場面はなす術無しか。
【DF】
■酒井宏樹(浦和レッズ) 5点
この日は劣勢に追い込まれ、スピードとフィジカルの脅威を前にいつもの攻撃参加は最小限に封じられた。
■吉田麻也(サンプドリア) 5点
決勝点の場面では柴崎の酷いパスに残酷にも晒されてしまった。だが、サウジの猛攻を前に中盤へ度々のパスミスを犯したという責任からは逃れられない。セットプレーでは十分な対応。
■冨安健洋(アーセナル) 5点
吉田同様にセットプレーで奮闘。サウジのアタッカーの脅威に無難な対応見せたが、勝利にはつながらず。
■長友佑都(FC東京) 5点
無所属で試合勘欠如の9月のよりはキレを見せたが、サイドでの対応に苦慮し、消耗。オーストラリア戦までの回復が懸念材料。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。