【日本代表】森保監督、サウジ戦痛恨の失点シーンを反省「すべて私の責任」 一問一答
失点に絡んだ柴崎について、「そのミスだけを責められるものではない」と擁護
日本代表は現地時間7日(日本時間8日)、敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3節のサウジアラビア戦で0-1と敗れた。ミスを突かれて最終予選2敗目を喫したあと、チームも率いる森保一監督がオンライン取材に応じた。
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森保監督の一問一答は以下の通り。
――失点シーンについて。
「試合全体で見てみると、ミスはもちろんあったが、プレッシャーのあった場面でもGKからつないでかいくぐり、相手のゴール迫るというところによくチャレンジしてくれた。時間が進んで疲労が出てくると、少し合わなくなってしまうところが出ている。そこを与えられた時間のなか、トレーニングとミーテイングで選手たちにできる限りマイボールを大切に戦う、絵を合わせられるように、環境を作らないといけない」
――(失点に絡んだ)原口と柴崎に声をかけるとしたら?
「失点シーンを映像ですべて振り返ったわけではないのでどういったミスかは分からないが、ピッチ上でプレーを見ていたところでは、お互いの意思疎通が合わずにボールを下げてしまい、そこでパスがズレたことで相手にミスを突かれた。柴崎、その前に原口が絡んでいたと思うが、特に最後のパスを出した柴崎に関してはそれまでの時間、ハードワークしてくれて攻守に貢献してくれた。そのミスだけを責められるものではない。ピッチに立たなければミスをしない。ピッチに立たせたのは監督の私。それも含めて、すべて私の責任だと思う」
――やろうとしていることを実践するも結果が(思うように)出ないなかで、最終予選でのアプローチは?
「ベースの部分の方向性は間違っていないと思うし、進んでいく段階で、変えなければいけないような状況ではマイナーチェンジ、修正を加えながら目標とするところに向かおうとやっている。常に進化するために修正する部分があると思う。これまでの戦いを振り返って、より強固なベース、結果につながるようなことは考えたい。目標に向かっていくサッカーについては間違っていないと思う。もし、間違っているのであれば皆さんにも評価してもらって指摘してもらえればいい。私がやろうとするサッカー、サッカー観をチームに反映させる、プレーしてもらうことはあるが、それにプラスして日本サッカーの発展になることを選手に表現してもらうと考えて、日々仕事をさせてもらっている」
――サウジアラビア戦黒星を受けての選手の様子について。
「選手たちは試合後、みんな悔しがっている様子が見受けられた。選手に話したのは、我々にとって非常に厳しい結果になったこと。しかしながら、我々がW杯出場権を掴み取ることを諦めなければ、みんなは力を持っている。諦めず努力を続ければ、必ず残る7戦、全10戦を終えたあとに必ず出場権を掴み取っているという強い気持ちで前進しようと。ここで引きずって下を向くのではなく、顔を上げてオーストラリア戦に最善の準備をしようと。
吉田がサポーターと少し、言い合いになっているところはあったが、サウジアラビアのサポーターが(吉田が)傷つくような行為をしていたのかなと。吉田がそれに対して反応したところはあったと思う。それもこの敗戦の悔しさがなければ、吉田はそういう反応になっていなかったと思う。まだまだエネルギーを持ち続けていると感じた」
(FOOTBALL ZONE編集部)