伝統の“カテナチオ”がEURO初戦で炸裂! イタリアが難敵ベルギーを2-0で退け白星発進

タレント軍団ベルギーは堅守を崩せず

 後半に入っても、自分たちが安定してボールを持つ局面では崩しきれないベルギーだったが、後半8分にはイタリアのCKから一気のカウンターで、デ・ブライネのラストパスに抜け出したルカクがビッグチャンスを迎えた。しかし、タイミング良く飛び出してコースを消したGKブッフォンの前にシュートは枠外に飛び、同点のチャンスを逃してしまった。

 ボールを持って攻めるベルギーと、ブロックを作って構えながらスキを窺うイタリアという構図は、時間の経過とともにさらに鮮明になっていった。ベルギーのビッグチャンスは同37分、CKのセカンドボールを拾って再度ゴール前にボールが供給されると、途中出場のFWディヴォック・オリギ(リバプール)がブッフォンの目の前でヘディングシュート。しかし、ボールはクロスバーを越えた。

 そして試合終了間際のアディショナルタイム、カウンターを仕掛けたイタリアはMFアントニオ・カンドレーバのラストパスをペッレが豪快に右足ボレーで決めて2-0でタイムアップ。伝統の“カテナチオ”を原動力に前回大会ファイナリストのイタリアが、白星発進に成功した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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